AIエージェントの作り方

AIエージェントの作り方|3つの型があなたの苦労を激減させる






AIエージェントってひとことで言うけど、実は「型」があるんです




「AI、使ってみたいな」と思いはじめたあなたへ

前のページでは、 「AIって意外と使える」「無料でも始められる」「月に3千円くらいで仕事が楽になる」 そんな話をしました。

今回は、その続きを少しだけ深掘りします。



AIエージェントには3つの「型」があります

「AI」と一口に言っても、すべてが同じ仕組みで動いているわけではありません。 特に「エージェント」と呼ばれる、あなたの代わりに何かをしてくれるタイプのAIには、 大きく分けて3つの型があります。



まずは、この3つをざっくり覚えてください

型の名前どういうAIか(ざっくり)
LLM型最初に教えられた知識だけを使って答えるAI
RAG型会社の中にある資料やマニュアルを使って答えるAI
API型外のサービスや道具の力を借りて動くAI
なんとなく意味はわかったけど、どう違うの?と思った方へ。 ここから、順番にもう少しだけ説明します。



LLM型:あらかじめ教えられたことだけをもとに答えるAI

  • ChatGPTのようなAIはこれに当たります。
  • いろいろな情報を最初に学習していて、その知識だけを使って答えます。
  • あとから会社のマニュアルや資料を読ませることはできません。
特徴: 手軽に使えるが、自社特有の知識には対応できない。



RAG型:自社のナレッジ(資料)をもとに答えるAI

  • 自分の会社にあるマニュアルや業務データなどを使って、AIが答えるしくみです。
  • 専門的な内容や、社内でしかわからないルールにも対応できます。
  • AIがあなたの代わりに「社内の資料を読んで、代わりに答える」感覚です。
特徴: 現場の業務で役立つ、精度が高い、自社特化型。



API型:外のサービスを使って、動きやデータを引き出すAI

  • AIが外部のサービス(たとえば天気予報、予約システムなど)とつながって動きます。
  • AIが質問に答えるだけでなく、「今の天気は?」「スケジュールに予定を入れて」などの作業もできます。
  • 一種の“通訳”のように、AIが別のサービスと会話しながら処理します。
特徴: 自分では持っていない情報や機能を“外から借りてくる”AI。



じゃあ、どれを選べばいいの?

  • 気軽に使ってみたい → LLM型(まずはここから)
  • 仕事で本格的に活用したい → RAG型(資料や知識がある人向け)
  • 他のツールと連携して便利に使いたい → API型(拡張性重視)
多くの人が「AIってすごいらしい」から始まって、 少しずつ「じゃあ、自分の業務にはどう使えるんだろう?」と考えはじめます。

そのときに、この“型”を知らないと、 「なんか思ったほど便利じゃないな…」と感じてしまうことがあるのです。



まとめ

AIエージェントには、見えない“型”の違いがあります。

どんなAIを使うかは、 あなたの目的や、持っている情報(ナレッジ)次第です。

次回は、この中でも「実務で一番役立つ」RAG型にしぼって、 その仕組みと作り方をもう少し詳しくお話しします。

「AIに興味はあるけど、何をどう選べばいいかわからない」 そんな方にこそ、知っておいてほしい話です。








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